黙して語らず & 大いに語らう

何でもかんでも口に出して言葉にして相手に伝えれば良いものではありません。

雰囲気を察して黙っておくことも時としては賢い優しさとなります。

「黙して語らず」は時として有効な処世術となり得る。私はそう思います。

 

「自分の考えを適切な言葉で相手に伝える」

 

その重要性も決して否定しません。とても大切なことだと思います。相手を傷つけたり、マウンティングしたりすることで優越感に浸るのではなく、お互いの考えを伝えあって相手のことを理解する、気づきを得ることは良いことのはずです。

 

「酒を飲んで大いに語ろうか」

 

そんなときも大切だと思います。押し黙ってばかりいては相手のことを理解できませんし、自分のことをわかってもらうことを怠っているとも言えるかもしれません。みんな、生きてきた軌跡は違うはずです。そういった方々とも交流していく時代ですから、自分はどういった人間なのか、何を考えているのか、どういった好き嫌いがあるのか、わかってもらうことが大切だと思います。

 

言葉にして伝えてもいいですし、文字にして伝えてもいいでしょう。

受け取る方も相手のことをわかる努力をする必要があるでしょう。

 

「沈黙は美徳」

 

そんな文化が残っているコミュニティーがありますが、私はどちらかといえば時、場所、場合、そして表現方法を選んで相手に伝える努力をする人はすごいな、そんな風に思います。