つらつらつら・・・
鬼となることで肉体の保存・・・・
技の保存ができるのだ・・・
何故それがわからぬ・・・
愚かな・・・
-黒死牟『鬼滅の刃』
歳月は人を待たず
-陶淵明『雑詩』
少年老い易く学成り難し
-?
この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば
-藤原道長
生まれてから滅するまでの有限の時に、どれほどの研鑽を積んで獲得した技術であろうとも、死という残酷な、あるいは避けがたい結末により失われてしまう。
そんなことを嘆き悲しんだセリフは古今東西、いろいろな場面で出くわしますが、今でも不老不死は実現出来ていませんから、儚さを嘆く人もいるかもしれません。
自身の外部への知見の蓄積を進めていくと次代への継承という面では有意かもしれません。ですが、体得、身体に染み込ませるといった表現にあるように、わかりやすくまとめたとしても、誰しもが同じように出来るとは限らない。切ないですが、どうもそのようです。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。
-『平家物語』
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
何を考えていたかわかりませんが、鴨長明のような生き方には憧れますね。
京都の郊外でのほほんと暮らしたいものです。
どんな人間だろうと・・・
一生のうちには『浮き沈み』があるものだ
『成功したり』『失敗したり』・・・だが・・・
未来という眼の前に・・・
ポッカリ開いた『落とし穴』を見つけ!
それに落ちる事がなければ・・・
人生は決して『沈む』事がない
『絶頂』のままでいられる
わたしは!・・・
そうじゃないか?え?
かつて秦の始皇帝は不老不死を夢見たといいます。
中華全土をひとつの枠組みで統一することを成し遂げた始皇帝ですが、その栄華が永遠に続くように、ずっとその状態が続くように・・・そんなことを思ったのでしょうか?
趙高に欺かれ、人民の反乱を契機に一時しか続かなかった秦の時代・・・
対象的な2人ですね。
現代風に捉えれば、始皇帝は優等生、劉邦は落第生となるのでしょうが、
安定して長く国を繁栄させたのは劉邦でした。
秦の遺産を利用できたにせよ、この対比は非常に面白い。
ロマンがあり、浪花節的だな・・・
そんな風に思います。