書籍『あたらしい書斎』著:いしたにまさき
ひとり物思いに耽る、そんな贅沢な時間をもつことも時には大切です。快適な空間で、創造的な心地になれる空間で、自分が生産的になれる空間で、思索を行いたいものですね。
本著は何かと忙しい現代人に向けて考え事をしたり、書き物をしたりするための書斎をどのように構築するのかについて、提案がなされています。
昔ながらの物理的な空間だけでなく、現代ではブログやTwitterなど様々な方法がほぼ無償で万人に開かれています。それらの新しい技術をどのように生産活動に利用するのかといった視点からも考察されています。
自分の意見を表明して電子上で他人と意見を交換することはとても有意義でしょう。俗に共有知と呼ばれる、集団としての知能、それを実現できる最も容易な手段がインターネットによる情報発信でしょう。
どのように扱うのか、まだまだ成熟していない、洗練されていないところがあるかもしれませんが、手段は整っているので、後はどのように利用するのか、問題は利用者側に存在しているようです。