書籍『会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語』著:田中 靖浩

『歴史についての記載は政治を中心に、無機質な単語が並んでばかりでつまらない・・・』

『政治もいいけど、他のことも知りたい・・・』

 

学校で歴史を学んだ時、そんな思いが過ぎった方もいるかもしれません。もっと、心を揺さぶられるような、激動の人類史を学んでみたい!そんな方に本書はオススメです。

 

会計というとっつきにくいテーマを選択しながらも、会計に関わる様々な人物たちを丁寧に描いています。

 

中世ヨーロッパのイタリアから始まった簿記が、社会の変化とともに、財務会計を生み出し、管理会計へと発展していく。仲間内だけだった集団が、大規模な企業体へと発展していく。現金主義から発生主義へ、そして再びキャッシュを把握する流れに。

 

会計がどのように変わってきたのかを学ぶと共に、会計に絡む人物を描いているからこそ、惹きつけられるのかもしれません。