映画『オーシャンズ11』主演:ジョージ・クルーニー
カジノ強盗のために、それぞれの”プロフェッショナル”達が得意とするスキルを駆使するという経過を淡々と描いているのが本作です。
アウトローな行為をひたすら眺めているだけなのですが、表現が上手く見入ってしまいます。ジョージ・クルーニーやブラッド・ピット、マット・デイモンなどの豪華キャスト陣が名演しています。
純粋に作品を楽しめるのですが、この作品で描かれるカジノ強盗というプロジェクトのために必要な人間が集まって、プロジェクトを達成した後は解散するというやり方が当たり前の世の中になるといいな。そんな思いがよぎりました。
今の社会の仕組みは、会社に人が紐付いて仕事をする、仕事が忙しいかどうかに関わらず、決まった時間を会社に提供する契約が一般的です。
一方、オーシャンズ11ではプロジェクトのために人が集まって、目標を達成したら、あとは自由です。
どちらがいいかではなくて、どちらの考え方も当たり前に認められる、違和感なく受け入れられる世の中になればいいな、社会の色々な制度がそれを補助するようになればいいな、そういった淡い希望はあります。