財務報告の上流へ

会社は毎期、決算期が来ればB/SやP/Lなどの決算書を作成して報告することが求められます。そのためには、日々の取引に関する情報・資料を収集する事が必要です。そのためには、必要な人員を確保しておく、ルールを整備しておくことが求められます。さらにそのためには、どのような考え方・思想に基づいて組織を設計するのかについての基盤が必要です。

 

思想・考え方

方法・体制

決算書

 

表面的に現れる決算書の数字の正確性、つまり実際の取引を反映しているのかどうかを担保するのはその前段階を考えることです。どのようなやり方で仕事をしているのか、どのような人員が関わっているのか、それぞれは何を考えているのか、好みは?、嫌いなことは?、何が得意で何が苦手か?・・・最終的なアウトプットに影響する要因は無数にあります。

 

更に上流にはどのような思想・考え方に基づいて組織を、仕事を設計するのかについての基盤が必要です。

 

何か問題があった際にはこの段階にまで立ち入って改善すること、見直すことが求められますが、実際にはそこまで考慮されることは稀ではないでしょうか?

 

より深部へアプローチすることはどんな状況でも有効かと思いますが、時に痛みを伴うので心理的抵抗から状況を直視することが難しいというのが人間心理ということですね。