書籍『ゴールドマン・サックスM&A戦記 伝説のアドバイザーが見た企業再編の舞台裏』著:服部 暢達

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ゴールドマン・サックスM&A実務に携わった著者が、経験した取引の現場を軽快なタッチで描いています。文章が上手いので、サクサクと読めますし、難しいM&Aを題材にしているのを感じさせません。

 

会社と個人は対等な関係でなければならないというのは納得ですし、所詮は会社は法律上の技術に過ぎないというのは私の持論です。上手く利用すれば良いのであって、規制に絡み取られることもないかと思います。

 

『自分の居場所を自分で選べるように』、とは著者も述べていることですが、それには相応の努力や犠牲も仕方ないのかなとも思います。何事も生まれてすぐに与えられることばかりではないでしょうから。