病院に関する会計 - vol.4 -
キャッシュ・フロー計算書は次の区分に分けて、資金収支の状況を表します。
±業務活動によるキャッシュ・フロー・・・(A)
±投資活動によるキャッシュ・フロー・・・(B)
±財務活動によるキャッシュ・フロー ・・・(C)
±現金等の増加額(又は減少額)
現金等の期首残高
現金等の期末残高
(関係式)
現金等の増加額 = (A) + (B) + (C)
現金等の期首残高 + 現金等の増加額 = 現金等の期末残高
病院が作成するキャッシュ・フロー計算書について、主な留意すべき事項は次のとおりです。
病院会計準則(注27)同一開設主体の他の施設(他会計)との取引について
同一開設主体の他の施設(他会計)との取引に係るキャッシュ・フローについては、当該取引の実態に照らして独立した科目により適切な区分に記載しなければならない。
次は附属明細書です。
作成すべき附属明細書は病院会計準則に明記されており、様式も掲記されています。
病院会計準則 第50 附属明細表の種類
附属明細表の種類は、次に掲げるとおりとする。1.純資産明細表
2.固定資産明細表
3.貸付金明細表
4.借入金明細表
5.引当金明細表
6.補助金明細表
7.資産につき設定している担保権の明細表
8.給与費明細表
9.本部費明細表
(vol.5へ続く)