不動産の証券化 vol.2 - 証券化の仕組み -

(vol.1から続く)

 

不動産の証券化の概要をみたところで、次にどのように証券化するのか、基本的な仕組みについてみていきます。

 

その前に、証券化にあたってSPVやSPC、SPEやTMKといった略語が登場するので、こちらを整理しておきましょう。

 

証券化にあたって利用される枠組みとしては会社、組合、信託といった様々な形式が利用されます。そちらを総括して、特別目的事業体SPV(Special Purpose Vehicle)又はSPE(Special Purpose Entity))と呼称します。

 

SPVのうち、会社組織の形式を採用した事業体が特別目的会社SPC(Special Purpose Company))と呼ばれます。

 

また、資産の流動化に関する法律に基づき設立される事業体が特定目的会社(TMK(Tokutei Mokuteki Kaisya))となります。

 

SPVとして利用される形式等については、以前にも解説しましたので、そちらも合わせてご参照ください。

任意組合等に対する出資者(組合員)に関する会計処理 - vol.1 - - かいけい日記

任意組合等に対する出資者(組合員)に関する会計処理 - vol.2 - - かいけい日記

投資事業組合の連結上の取り扱い - かいけい日記

匿名組合 - vol.1 - - かいけい日記

匿名組合 - vol.2 - - かいけい日記

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(vol.3へ続く)