京の都は千有余年の美しき都です♪
NHKで放映されている大河ドラマ『青天を衝け』が面白いです。
幕末から明治にかけて活躍した実業家渋沢栄一の人生を描いた物語ですが、
配役が素晴らしいです。
主演の渋沢栄一役には吉沢亮さん、栄一の父である渋沢市郎右衛門役には小林薫さん、
一橋家の徳川慶喜役に草彅剛さん、側近の平岡円四郎役に堤真一さん、
水戸藩の徳川斉昭役に竹中直人さん、側近の藤田東湖役に渡辺いっけいさん、など。
他にも素晴らしい俳優の方々が配役されて、見事な演技をされています。
渋沢栄一は幕末の終わり頃から明治の時代を駆け抜けた実業家ですが、
徳川慶喜に仕えていたこともあります。
慶喜といえば、260年以上続いた徳川の世を終わらせた最後の将軍ということで有名ですね。大政奉還と呼ばれるものです。
その大政奉還の舞台となったのが、京都であり、二条城です。
nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp
私も以前、京都に行った際に観覧したことがありますが、
二の丸御殿はとても荘厳な印象を受けました。
狩野派による障壁画により豪華絢爛なものとなっており、
なかなかに見応えがありました。
ひとつの時代がここで終わったんだなと思うと、何とも言えない気持ちになります。
二条城に限らず、京都は古い伝統が息づく町並みがとても美しいと思います。
昔、修学旅行にいったときには、「金閣寺すげー」くらいにしか思いませんでしたが、
年齢を重ねるとわかる素晴らしさがあると思います。
よく、”わび・さび”(侘び・寂び)といいますが、言葉では言い表せない、
しかし、確実に心を捉える”何か”があるように思います。
最小のもので多様な自然を表現するその技法に強く惹かれるものがありました。
白砂が広がっているだけに見えるその空間を、
長い時間、ずっと観ていても飽きることはありませんでした。
温故知新と言えばいいでしょうか。
伝統を大切にする姿勢が、私が京都を好きな理由かもしれません。