2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

お互いの利益を考えたほうが自分の利益に執着するより効率的

お互いの利益のために何ができるかを考えたほうが、自分だけの利益を考えるよりも、 有益ではないでしょうか? 関係性の中にある人間にとって、ひとりでは生きてはいけないですから、互いの協力関係を構築しなければなりません。自分のことだけでなく、お互…

抽象的であることは汎用的であるが、適切に利用できるかどうかは難しい

何かを学ぶ時に抽象的なことはわかりづらいかもしれませんが、応用範囲が広く、 時代や場所を問わず、繰り返される出来事に適用できることが多いと言われます。 歴史とは過去の人間の営為の蓄積であり、学びを得ることができれば、 同じ失敗や過ちを繰り返さ…

対案なくして批判なし

何かを批判するときには、「では、具体的にどうしたらいいのか?」といった対案をセットで提示することが健全です。あれもこれも脊髄反射で反対する、とにかく現状を維持したいがために特に理由はないが批判する、相手のことが気に入らないから批判する、と…

あらゆる製品やサービスは誰かが生み出したもの

世の中に数多ある商品やサービスは、誰かが試行錯誤しながら生み出したものです。 ついつい当たり前のように思ってしまいますが、兎にも角にも誰かがつくらなければ、 今ここにはなかったはずですから、創り上げた先駆者に感謝しなければならないでしょう。 …

投資事業組合の連結上の取り扱い

会計基準上、連結の範囲に含まれる子会社、持分法適用対象となる関連会社として、会社及び会社に準ずる事業体をいい、会社、組合その他これらに準ずる事業体(外国におけるこれらに相当するものを含む。)としています。 投資事業組合も上記要件に該当するこ…

子会社株式の取得等に関するみなし取得日の取り扱い

子会社株式を取得した日等が決算日とずれている場合の取り扱いについて、 会計基準では、次のような取り扱いとなっています。 企業会計基準第22号「連結財務諸表に関する会計基準」 (注5) 支配獲得日、株式の取得日又は売却日等が子会社の決算日以外の日であ…

社会が高度化することが教育に与える影響

現在の日本では、小・中・高・大と進んだ場合、学習する機会として与えられる期間は6・3・3・4年の合計16年も与えられることになります。理系では大学院へ進学することも多いでしょうから、修士課程2年、博士課程3年を加えると、21年間の期間、学習や…

JIT生産方式の日々の暮らしへの適用 - ミニマリズム -

「必要なものを、必要なときに、必要なだけ」、JIT生産方式は生産性の向上や余分な在庫を持たないなどの効果を狙って行われるものです。 トヨタ自動車の生産方式として有名ですね。 global.toyota この考え方は製造の分野に限らずあらゆることに応用が出来る…

すべては認識によって成り立っている - 唯識論 -

目の前に広がるあらゆる世界は自分の認識により成り立っている。 唯識論が教えるところですが、実際にそうはいうけれど、ままならないところがあります。 世の中の現象を適切に認識できていないことはよく指摘されることですが、 自分の認識により世界が成り…

秩序のための規則〜規則による息詰まり〜官僚主義者が跋扈する(´・ω・`)

規則や刑罰を定めることは集団に秩序をもたらすのでしょう。 大きな話では法治国家、法のもとに国を治めること、 身近な話では、家庭や学校、会社、近所などでみんなで守るべきことを決めてしっかりと守ること、規律が大切でありそれを維持することはとても…

思想と武勇 - 諸子百家と武将 -

春秋戦国時代には多様な考え方を持つ諸子百家と呼ばれる思想家たちが登場しました。 有名なところでは、孔子の教えである儒教、李斯や韓非が説くところの法家、 老子や荘子が説くところの道家、等などあらゆる事を考え尽くした感があります。 私も100分の1…

わからなければ検索する

今の時代、わからないことがあれば人に聞いたり、文献を調べたりするよりも、 まずは検索するでしょう。スマートフォンのおかげでより手軽に検索できますから、 ちょっとしたこともすぐに調べることができます。 ありとあらゆる可能性が手のひらに収まった感…

記録することで過去の自分を参照する

変化するのが人間です。 考えも趣味嗜好も時と共に移ろいます。 記憶力がいい人は問題ないですが、そうでない人は過去に自分がどんなことを考えていたのか、何を思ったのかを覚えておくことが難しいでしょう。だから、何かしらの形で記録を残しておくことは…

勉強するほどに無知であることを実感する(´;ω;`)

何かを勉強すると新しいことを知ると同時に、新たな疑問点が湧くことになります。 世の中のモノの見方が身についた分だけ、世界を違った角度から捉えられることによる感覚かもしれません。 わからないことが増えたように感じることを不安に感じるときもあり…

種類株式の貸借対照表価額について

企業会計基準委員会から実務対応報告第10号「種類株式の貸借対照表価額に関する実務上の取扱い」が公表されています。 当実務対応報告では、種類株式の貸借対照表上で表示される価額について整理されています。本稿では、当実務対応報告について解説します。…

かいけいがく vol.114 - 消費税 Part.5 -

消費税は売上により受け取った金額から仕入れ等で支払った金額を差し引くことで、 納付するべき消費税額を計算します。 前回までに、課税売上高等に関する事項を説明したので、今回は仕入れ等で支払うことになる金額の算定をみていきます。 消費税法において…

かいけいがく vol.113 - 消費税 Part.4 -

国内で行われた資産の譲渡等、特定仕入れ及び輸入取引が消費税の課税対象です。 しかし、すべての事業者に納税義務を負うのではなく、一定要件に該当する事業者は、 納税義務が免除されることになります。 (以下、法人を前提として話します) まず、基準期…

かいけいがく vol.112 - 消費税 Part.3 -

特定仕入れと輸入取引も消費税の課税対象となります。 特定仕入れ:事業として他の者から受けた特定資産の譲渡等 輸入取引:保税地域から引き取られる外国貨物 こちらについてみてみましょう。 ・特定仕入れ まずは特定資産の譲渡等という言葉です。 消費税…

繁文縟礼かどうかは匙加減

制度を組み上げるときは、誰か一人が担当する場合もありますし、複数人で取り組む場合もあるかと思います。制度が完成して、実際に使ってみると複雑すぎて使いづらかったり、求める機能が実装されていなかったりといった”物足りなさ”が出てくるでしょう。 結…

かいけいがく vol.111 - 消費税 Part.2 -

次はどのような取引が消費税の課税の対象となるか整理しておきましょう。 消費税法 第四条 国内において事業者が行つた資産の譲渡等(特定資産の譲渡等に該当するものを除く。第三項において同じ。)及び特定仕入れ(事業として他の者から受けた特定資産の譲…

かいけいがく vol.110 - 消費税 Part.1 -

今回からは消費税についてみていきます。 消費税は商品やサービスの提供に際して負担することになる間接税です。 間接税は納付者と負担者が異なります。 消費税は消費者が商品やサービスを取引する際に負担しますが、 実際に納付するのは事業者となります。 …

失敗することが怖いのか、失敗によって利益が失われることが嫌なのか?

世の中、何かに挑戦するときには失敗がつきまといます。 どんなことでも、大抵の人間は新しく何かに取り組むときに失敗することになります。 だからといって一歩前に踏み出すことを否定してしまえば、あまりに暗い。 「仕事で失敗しませんでした。働かなかっ…

わかってもらう努力

阿吽の呼吸、以心伝心といったように、多くを語らずとも察することが日本では美徳とされてきましたし、今もそうかもしれません。 「言わなくてもわかってくれよ」、「多くを語らずとも察してくれよ」的な文化が形成されてきましたし、黙して語らずは望ましい…

財務報告における望ましい手段や方法のあり方は?

財務会計を実施する場合、要求される事項、従うべきルールは皆が知るところです。 ですが、何をしなければならないのか、明示されているとしても、そこに至るためのプロセスは様々な方法が考えられます。 担当者が百人いたら、百通りの方法があるかもしれま…

上流へのアプローチ

会計は経済取引を数値に移し替える技術です。 そして、それが妥当かどうかを検証する手続きが監査と呼ばれるものです。 一昔は、財務諸表、つまり最終的な結果がOKかどうかを資料などを拝見しながら、会社のご担当者の方にお聞きしながら確認するのが監査で…

かいけいがく vol.109 - 法人税 Part.7 -

前回までに、交際費や寄附金の取り扱いをみてきました。 この他にも様々な税務上の取り扱いがありますが、一旦はここまでにします。 (とても説明しきれそうにありませんので・・・) 必要に応じて、法令や参考書籍を参照してください。 今回は、欠損金の取…

<Valuation>会社や事業に関する評価 - vol.6 -

・コスト・アプローチ 会社の純資産に着目して、事業の評価を行う手法がコスト・アプローチ(または、ネットアセット・アプローチ)と呼ばれるものです。 その中の修正簿価純資産法について解説します。 修正簿価純資産法は重要性が高い資産、負債を時価で再…

<Valuation>会社や事業に関する評価 - vol.5 -

WACCの算定において株主資本コストを求める必要があります。 株主資本コストは株主がある会社に投資する際に期待する利回りのことです。 こちらは、資本資産価格モデル、通称CAPM(Capital Asset Pricing Model)を用いて算定します。 E(r) = Rf + β × Rp…

<Valuation>会社や事業に関する評価 - vol.4 -

・インカム・アプローチ 利益やキャッシュ・フローを基にして事業や企業の価値を算出する方法が、 インカム・アプローチです。 代表的なDCF法(Discount Cash Flow Method)についてみてみましょう。 手順としては次のとおりです。 ①FCF(フリーキャッシュフ…

中小企業の会計に関する指針等

株式会社および持分会社の会計については、会社法に次のような条文があります。 会社法 第四百三十一条 株式会社の会計は、一般に公正妥当と認められる企業会計の慣行に従うものとする。 第六百十四条 持分会社の会計は、一般に公正妥当と認められる企業会計…