2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧
社会の仕組みとしてなくてはならないことはあります。 法令等で決められたことであるから、共同体に生きるものとしては 当然にそのルールを守ることが必要です。。 税に関することはそのいい例でしょう。 日本国憲法第84条 第八十四条 あらたに租税を課し、…
この世の中はあらゆる種類の関係性で成り立っています。 親と子、兄と弟、上司と部下、夫と妻、教師と生徒、先輩と後輩・・・ 面白いのは立場や状況によって、関係は変わってくることです。 教師と生徒の関係にあるとします。教師にとっての教師、つまり教師…
対象は何でもいいですが、皆さんが目標を決めて取り組むときに、 何かしらの考えをもって取り組むかと思います。 明確か、曖昧かはわかりませんが。 私もどちらかといえば、それほど明確に言葉で説明できるほどの考え、枠組みを ”利用してきた”わけではあり…
(vol.37から続く) ・株主資本以外 株主資本以外の項目としては、大きく分けて以下のとおりです。 ・評価・換算差額等 ・株式引受権 ・新株予約権 ・評価・換算差額等 資産または負債を時価で評価した場合、評価差額を当期の損益としない場合等、純資産の部…
(vol.36から続く) 前回まで資産、負債について一通りみてきました。 今回からは純資産について説明します。 まずは構成からみていきましょう! 企業会計基準第5号「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」 4. 貸借対照表は、資産の部、負債の部及…
(vol.3から続く) ・簡潔性 何かを作り上げるとき、多くの要素が必要になることもあります。 必然的に求められることであれば致し方ない面もありますが、設計者の単純な好みでユーザーフレンドリーではない機能が組み込まれたりすることは望ましくありませ…
(vol.35から続く) ・確定拠出制度 企業会計基準第26号「退職給付に関する会計基準」 4. 「確定拠出制度」とは、一定の掛金を外部に積み立て、事業主である企業が、当該掛金以外に退職給付に係る追加的な拠出義務を負わない退職給付制度をいう。 企業会計基…
(vol.34から続く) 前回、数値計算上の差異と過去勤務費用についての説明を省略したので、今回はそちらについて説明します。 企業会計基準 第26号「退職給付に関する会計基準」 11. 「数理計算上の差異」とは、年金資産の期待運用収益と実際の運用成果との…
(vol.33から続く) 引き続き、確定給付制度ついての会計処理についてみていきましょう。 企業会計基準 第26号「退職給付に関する会計基準」 14. 次の項目の当期に係る額は、退職給付費用として、当期純利益を構成する項目に含めて計上する。 (1) 勤務費用(…
(vol.32から続く) 今回からは退職給付についての解説をしていきます。 退職給付は制度と会計処理をあわせて押さえるようにしましょう。 一見、複雑な処理にみえますが、ひとつひとつの計算は難しいわけではありません。 迷ったときは自分が今、何をしてい…
(vol.31から続く) 前回は資産除去債務の割引計算について説明しました。 資産除去債務は実際に撤去等が行われるのは将来であるため、現時点での算定額はどうしても見積もりにならざるを得ません。 もしも、ある時点で見積もりの金額が変わった場合はどうし…
(vol.30から続く) 前回は資産除去債務がどのようなものかについてを説明しました。 今回はどのように算定されるのか?、その方法についてです。 企業会計基準第18号「資産除去債務に関する会計基準」 6. 資産除去債務はそれが発生したときに、有形固定資産…
(vol.29から続く) 以前に有形固定資産についての説明をしましたが、関連する論点として資産除去債務があります。 今回からは資産除去債務について説明します。 企業会計基準第18号「資産除去債務に関する会計基準」 3. 本会計基準における用語の定義は、次…
(vol.28から続く) 今回からは借入金の説明です。 事業活動を行う上では自己資金のみでは賄えない場合もありますので、そのような場合には第3者から資金を融資してもらうことになります。 借入金 = 第3者からお金を借りること 第3者からお金を借りた場合…
(vol.27から続く) 前回までは、資産の各項目について説明してきました。 今回からは負債の各項目の説明に移ります。 まずは買掛金と支払手形です。 財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則 第47条 一 支払手形(通常の取引に基づいて発生した手形…
(vol.26から続く) 前回までは、制作目的別の会計処理の方法についてみてきました。 今回はソフトウェアの償却方法についてです。 企業会計審議会「研究開発費等に係る会計基準」 5 ソフトウェアの減価償却方法無形固定資産として計上したソフトウェアの取…
(vol.25から続く) ・自社利用ソフトウェア 企業会計審議会「研究開発費等に係る会計基準」 3 自社利用のソフトウェアに係る会計処理ソフトウェアを用いて外部へ業務処理等のサ-ビスを提供する契約等が締結されている場合のように、その提供により将来の…
(vol.24から続く) ・受注制作ソフトウェア 企業会計審議会「研究開発費等に係る会計基準」 四 研究開発費に該当しないソフトウェア制作費に係る会計処理 1 受注制作のソフトウェアに係る会計処理受注制作のソフトウェアの制作費は、請負工事の会計処理に…
(vol.23から続く) 前回まで有形固定資産について説明してきましたが、今回は無形固定資産です。 その名の通り、物理的な実態ではなく経済上の権利として有しているものが、無形固定資産の範囲に含まれます。 ではどんなものが含まれるのでしょうか? 財務…
(vol.22から続く) ここで減価償却の方法について整理してみましょう。 先程の例では、毎期の償却額が一定でした。 このように毎期の償却費が一定となる償却方法を定額法といいます。 一方、まだ償却していない残高に対して一定率をかけることにより毎期の…
(vol.21から続く) 有形固定資産を理解するために、いくつか押さえておきたい考え方があります。 まずは言葉を整理しておきましょう。 取得価額:買ったときの値段 + 付随費用 耐用年数:経済的価値を有するとされる使用期間 減価償却:経済的な価値が下が…
(vol.20から続く) 本シリーズもvol.21まできました。 まだまだ説明することはありますが、気楽にお付き合い頂ければと思います。 本シリーズは、小学生や中学生、会計に馴染みのない社会で活躍する会社員や主婦の方々、現役を引退されたお年寄りの方々とい…
(vol.19から続く) 次は棚卸資産の評価方法についてみていきます。 企業会計基準第9号「棚卸資産の評価に関する会計基準」 6-2.・・・次の評価方法の中から選択した方法を適用して売上原価等の払出原価と期末棚卸資産の価額を算定するものとする。 (1) 個…
(vol.18から続く) 今回は棚卸資産についてみていきましょう! 棚卸資産(在庫)は会社の事業活動においては非常に重要です。 大切な商品という側面であると同時に、資金を拘束してしまうという面もあります。 また、実地棚卸により在庫確定ができなければ…
(vol.17から続く) 前回までに保有目的の区分ごとの会計処理についてみてきました。 ここで、有価証券の減損処理について解説したいと思います。 減損処理??ナニソレ??、という方もいるでしょうから、まずはルールを確認しましょう! 企業会計基準第10…
(vol.16から続く) 最後にその他有価証券について説明します。 (定義) 財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則 第八条22 この規則において「その他有価証券」とは、売買目的有価証券、満期保有目的の債券並びに子会社株式及び関連会社株式以外の…
(vol.15から続く) 次は子会社株式及び関連会社株式についてです。 ここで子会社と関連会社という言葉が出てきたので、そちらを確認します。 少し長いですが、規定を引用します。 まずは子会社についてです。 財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規…
(vol.14から続く) 次に満期保有目的の債券の処理についてみてみましょう。 (定義) 財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則 第17項21 この規則において「満期保有目的の債券」とは、満期まで所有する意図をもつて保有する社債券その他の債券(満…
(vol.13から続く) 今回は有価証券について解説します。 企業会計基準第10号「金融商品に関する会計基準」(注1-2) 有価証券の範囲について有価証券の範囲は、原則として、金融商品取引法に定義する有価証券に基づくが、それ以外のもので、金融商品取引法…
(vol.12から続く) 一般債権に関する貸倒れ見積高を貸倒実績率法により算定してみましょう。 例)各期末の債権残高と翌期の貸倒れ額は以下の通りとする。 (前提) ・貸倒実績率は期末債権残高に対する翌期1年間の貸倒れ高の割合とする。 ・当期に適用する…