2021-06-21から1日間の記事一覧

かいけいがく vol.13 - 貸倒引当金 Part.3 -

(vol.12から続く) 一般債権に関する貸倒れ見積高を貸倒実績率法により算定してみましょう。 例)各期末の債権残高と翌期の貸倒れ額は以下の通りとする。 (前提) ・貸倒実績率は期末債権残高に対する翌期1年間の貸倒れ高の割合とする。 ・当期に適用する…

かいけいがく vol.12 - 貸倒引当金 Part.2 -

(vol.11から続く) 適正な損益の計算を行うために、以下のような仕訳を考えてみましょう。 2019/12/20 売掛金 10,000 / 売上 10,000 2019/12/31 貸倒引当金繰入 200 / 貸倒引当金 2020/1/31 普通預金 9,800 / 売掛金 10,000 貸倒引当金 200 この場合の各期…

かいけいがく vol.11 - 貸倒引当金 Part.1 -

(vol.10から続く) 売上債権(以下、債権と呼びます)の回収の見込みがないことを決算書上では、引当金の計上をもって表します。 将来の特定の費用又は損失であって、その発生が当期以前の事象に起因し、発生の可能性が高く、かつ、その金額を合理的に見積…

かいけいがく vol.10 - 売掛金・受取手形 Part.1 -

(vol.9から続く) 今回は売掛金・受取手形について解説します。 まずは定義から確認しましょう。 売掛金(顧客との契約から生じた債権その他の通常の取引に基づいて発生した営業上の未収金をいう。ただし、破産更生債権等で一年内に回収されないことが明ら…

かいけいがく vol.9 - 現金・預金 Part.2 -

(vol.8から続く) 現金・預金についての基本を押さえたところで、早速、いくつか仕訳をみてみましょう。 (仕訳) 例)受取配当金1,000を現金で受け取った。 現金 1,000 / 受取配当金 1,000 例)10,000の追加出資の内、5,000ずつを資本金と資本剰余金に組み…

かいけいがく vol.8 - 現金・預金 Part.1 -

(vol.7から続く) 前回までは、会計についての総論的な話について説明させていただきました。 ここからは個別の論点について、解説していきます。 取り上げる話題はいくつもありますが、経済活動においてはなくてはならない”お金”の話から取り上げましょう…

かいけいがく vol.7 - 総論 Part.7 -

(vol.6から続く) 一般に現金の支払いと受け取りの時点で収益と費用を認識する考えを現金主義といいます。 現金主義(げんきんしゅぎ、英: Cash basis)とは会計概念の一つで、収益と費用を現金の受け渡しの時点で認識する会計原則を指す。 出典: 『現金主…