2021-06-24から1日間の記事一覧

かいけいがく vol.27 - 無形固定資産 Part.4 -

(vol.26から続く) 前回までは、制作目的別の会計処理の方法についてみてきました。 今回はソフトウェアの償却方法についてです。 企業会計審議会「研究開発費等に係る会計基準」 5 ソフトウェアの減価償却方法無形固定資産として計上したソフトウェアの取…

かいけいがく vol.26 - 無形固定資産 Part.3 -

(vol.25から続く) ・自社利用ソフトウェア 企業会計審議会「研究開発費等に係る会計基準」 3 自社利用のソフトウェアに係る会計処理ソフトウェアを用いて外部へ業務処理等のサ-ビスを提供する契約等が締結されている場合のように、その提供により将来の…

かいけいがく vol.25 - 無形固定資産 Part.2 -

(vol.24から続く) ・受注制作ソフトウェア 企業会計審議会「研究開発費等に係る会計基準」 四 研究開発費に該当しないソフトウェア制作費に係る会計処理 1 受注制作のソフトウェアに係る会計処理受注制作のソフトウェアの制作費は、請負工事の会計処理に…

かいけいがく vol.24 - 無形固定資産 Part.1 -

(vol.23から続く) 前回まで有形固定資産について説明してきましたが、今回は無形固定資産です。 その名の通り、物理的な実態ではなく経済上の権利として有しているものが、無形固定資産の範囲に含まれます。 ではどんなものが含まれるのでしょうか? 財務…

かいけいがく vol.23 - 有形固定資産 Part.3 -

(vol.22から続く) ここで減価償却の方法について整理してみましょう。 先程の例では、毎期の償却額が一定でした。 このように毎期の償却費が一定となる償却方法を定額法といいます。 一方、まだ償却していない残高に対して一定率をかけることにより毎期の…

かいけいがく vol.22 - 有形固定資産 Part.2 -

(vol.21から続く) 有形固定資産を理解するために、いくつか押さえておきたい考え方があります。 まずは言葉を整理しておきましょう。 取得価額:買ったときの値段 + 付随費用 耐用年数:経済的価値を有するとされる使用期間 減価償却:経済的な価値が下が…