お互いの出来ることを交換して社会を営む?

全くもって経済社会、お金を媒介にして商品やサービスを交換する社会を否定するわけではないのですが、お金を媒介にせずに、直接に商品やサービスをやり取り出来ないものでしょうか?

 

それは物々交換というわけでなく、困っている人がいれば、問題を解決出来る人が出来ることを出来る範囲で差し伸べてあげて、その人を助けてあげる。「困ったときはお互い様」の気持ちで、相手のことを思いやる。そのような社会が美しいと思っている自分がいます。

 

このような商品やサービスの流通の仕組みを”相互扶助経済”とでも呼びましょう。この社会ではお金を媒介にした経済活動と同等に、関係性に基づいた相互扶助の仕組みが当たり前であるとします。今でも、困っている人を助けることはありますが、それがより顕著になった社会を想定します。

 

今はネットがあります。ネットを人々を結びつける技術だとするならば、困っている人と助けられる人をより簡単に結びつけることもできるでしょう。

 

関係性を維持できるくらいの規模の小さなコミュニティが至るところにみられ、それらのコミュニティに属する人は多重的に、つまり、複数のコミュニティに関与しながら生きていく。あらゆるコミュニティはオープンで参加も、脱退も自由に行なえ、それに対して、他のコミュニティの人たちが目くじらを立てることもない。

 

夢想的であるかもしれませんが、実現が無理というわけではなく、わりと理想的ではあるかと思います。