金銭報酬に代わる非金銭報酬の提供について

働く上で何を求めるのかについては、色々な理由があるわけですが、

近年ではお金以外の要素もかなり考慮していく状況にあるように思えます。

 

もちろん、働くことで対価を得ることは現代の経済社会においては必須の要素でしょうが、それ以外の要素も同列程度に考慮に入ることになるでしょう。

 

例えば、長時間労働が常態化していないこと、休暇はきちんと取得できること、育児や介護に理解があること、スキル向上の機会を提供できること、興味がある分野の仕事に積極的に挑戦できること・・・など多くの要素が金銭報酬と同様に考えられます。

 

環境も大きく変化する局面に差し掛かっているようです。

従来の新卒一括採用、終身雇用、年功序列制度は翳りを見せているようです。

 

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若い方々の中には、趣味や家族との時間、友達と交流したり、ボランティア活動に励んだりといったことが「会社に行って仕事をする」ことと同列に語られているのかもしれません。

 

高度経済成長期を生きてきた年配の方には怒られそうな話ですが、

多様性の時代とはそのような時代なのかもしれません。

 

とある一日を観察してみると、Aさんは会社にいく、Bさんは趣味のゲームに没頭する、Cさんは子供と遊園地に行く、Dさんは興味がある講義を受講しに行く、Eさんは友達とテニスをする・・・

 

そのような状況が”ふつう”であることを、”あたりまえ”と認識すること。

私はその感覚が今、必要だと思っています。

 

自然と時代は移ろいゆくものでしょうが、変化に対して敏感であること、

そして対応しようとすること、できること(各々ができる範囲において)が大切になります。

 

自分自身もどこか変化に疎くなってきている戒めとして記録しておきたいと思います。