過去との対話 - 音楽、文学その他いろいろ -

文字その他保存方式を利用することで、人類は過去の営みを記録してきました。

何を考えたのか、どのようなことを思ったのか、個人の感想から国家のたどった軌跡、

試行錯誤の記録、新しく発見した知見、様々なことを記録してきました。

 

「巨人の肩に乗る」

 

そのような比喩があります。

先人の知識を利用することで、気づけなかったことに気づいたり、新しいものをつくるのに役立てたりする時に言われる言葉だそうです。

 

何事も進歩するのが世の常ですが、これまでの知見にアクセスできたからこそ、

現代のような高度な文明を構築することが出来たわけですね。

 

以前に、どこかで聞いたのですが(詳細は忘れてしまいました。。。)、

 

「びっくりすることだけど、今の若い子たちは昔の音楽などに詳しい。

YouTubeなどで昔の楽曲を簡単に聴ける環境にあるんだよね。」

 

そのようなことを仰っていた方がいました。

 

音楽やファッションなどの流行はその時代に生み出された最先端のものが流行ります。

でも、今は過去の情報にアクセスすることが容易なので、10代の高校生でも昭和に流行した音楽などを知っていることもあるみたいです。

 

とても面白いですね。

例えて言えば、令和の時代に、昭和と平成が同居しているようなものです。

蓄積されたことへのアクセスがインターネットを利用することで容易になり、

何か新しいものを創作するときも、今までは過去の蓄積へアクセスするのに手間がありましたが、スマートフォンを利用すれば瞬時にアクセスできます。

 

マッシュアップといえば良いのでしょうか?

組み合わせるべき要素が増えていけば、組み合わせにより生み出される成果物のバリエーションは無数に上るでしょう。

 

今までは、AとBとCを組み合わせた場合、

 

アウトプット = A × B × C

 

の枠組みを出ない場合があったかもしれませんが、

 

例えば、ネット上に広がる要素は膨大です。

 

アウトプット = A × B × C × D × E × ・・・

 

どのような広がりをみせるのか、とても興味深いですね。

 

(参考)

マッシュアップ (Webプログラミング) - Wikipedia