会計の方法に関する標準化の適切な度合い

引用元:経済産業省HP

標準化とは、「もの」や「事柄」の単純化、秩序化、試験・評価⽅法の統⼀により、製品やサービスの互換性・品質・性能・安全性の確保、利便性を向上するもの。

https://www.meti.go.jp/policy/economy/hyojun-kijun/katsuyo/business-senryaku/pdf/001.pdf

 

会計を行うにあたり、要求事項を満たすための過程をどのように統一化するのか?

とても大切なことだと考えています。各自の方法がバラバラでは要求される水準(正確であること、迅速であること、理解が容易であること等)が達成できません。だからこそ、望ましい方法を整備して、それに従って会計を行うことが重要です。

 

大切な点は以下のとおりです。

 

(必須)

・必要な情報を網羅的に集められること

・経済取引を適切な財務数値に変換すること

・表示の形式がわかりやすいこと

 

(可能であれば)

・誰が行っても必要な水準の成果物がアウトプットできること

・方法についての理解が容易であること

・やり方を構成する要素が単純で少ないこと

 

他にもあるかもしれませんが、ざっとこんなところかと思います。あとは皆の意見を集約して、より良いものを作り上げることなのですが、価値観が含まれる部分も排除しきれないようです。唯一絶対に正しいやり方があるわけでなく、それぞれが自分が”正しい”と思うやり方を持っているので、調整は楽ではないでしょう。

 

他人のやり方を押し付けたところで納得してもらって、モチベーションを維持して業務を行うことが困難になるかもしれません。匙加減が大切なのですが、意見の対立が深刻化するとそれどころではないかもしれません。

 

人は自分が望むものを信じる。

-ユリウス・カエサル

 

物事が正しいか間違っているか、それらの点は我々の認識にさほど影響を与えない。自分が信じたいものを信じてしまうのが人間という生き物である。

 

二千年以上も前に生きた人間の言葉が現代でも十分に通用するというのは、人間の本質的なところは変わらない、ということでしょうか?そしてこの現実をどう評価すればいいのか?面白いですね(*´∀`*)

 

「自分だけは違う!」、そう思いたいのが人間の性ですが、当人も知らない間におかしな方向に進んでしまう、そんなこともあるでしょう。私も自戒の言葉として受け取りたいですし、他人の意見に耳を傾けることはずっと維持したいものです。