「忙しい状況は、何故なのか?」という素朴な問い

「忙しい!!」

 

この言葉は多くの場面で遭遇するでしょう。現代人は忙しいと言われます。皆さん、猛烈に働いている印象です。

 

では、何故、忙しいのでしょうか?

 

「忙しい」といった時には、何かクリアすべき目標があり、それに向かってタスクを処理していきます。毎日、異なるタスクを処理する場合もありますが、大抵は決まった内容を反復して処理するのではないでしょうか?

 

法律やその他ルールで決まっている場合はともかくとして(その場合にも、ルールを制定する人が何とかすれば・・・と思いますが)、繰り返しの反復作業なら「どうしたら効率的に出来るのか?」、「どうやったら短時間で解決できるのか?」といった方向に考えるのが合理的ですが、多くの場合はそうはなりません。

 

一人ひとりは素晴らしい考えを持っていても、組織の中で自身の考えを表明することは憚られることが多いでしょうし、伝えた所で「暖簾に腕押し」の結末になってしまうこともしばしばです。「どうせ変わらないなら、何も言わない」状態の危機的な状況は簡単に生まれてしまいます。

 

日々の習慣を大切にすることは、否定しません。私も日々の習慣が大切だと思います。ですが、効率的でない方法、有効でない手段が温存されることは発展性がありません。何かしらの理由がなく、そういった事が惰性で続いているようなら、変えるべきかと思います。

 

「忙しい?、だったら、やり方変えれば?」

 

言いたいことはそれだけです。そして、これは多くの人が心のどこかで抱いている考えではないでしょうか。

 

現代は技術が目まぐるしいスピードで発展していますが、それに人間がキャッチアップ出来ていない印象です。技術の発展はそもそもの前提を再考するいい機会ですが、現状維持というのは人間の心理でもあります。

 

なかなかに難しい話です。