財産評価 - vol.4 -

6.貸宅地

借地権が設定されている場合、その宅地は貸宅地として扱います。

貸宅地は借地権が設定されているので、自用地の評価額から、その分だけ評価が下がることになります。

(計算式)

評価額(貸宅地) = 評価額(自用地) - 評価額(自用地) × 借地権割合

= 評価額(自用地) × (1 - 借地権割合)

 

7.貸家建付地

所有している土地に家屋を建てて、それを貸し付ける場合の土地を貸家建付地といいます。

(計算式)

評価額(貸家建付地

= 評価額(自用地) - 評価額(自用地) × 借地権割合 × 借家権割合 ×賃貸割合

= 評価額(自用地) × (1 - 借地権割合 × 借家権割合 × 賃貸割合*1)

*1 賃貸割合は次の算式で計算します。

賃貸割合 = A ÷ B

A:課税期間で賃貸されている各独立部分の床面積の合計

B:家屋の各独立部分の床面積の合計

 

貸家建付地の評価については、国税庁から公表されている『土地及び土地の上に存する権利の評価明細書』を用いて計算することが出来ます。

[手続名]土地及び土地の上に存する権利の評価明細書|国税庁