財産評価 - vol.2 -
4.農地
農地の評価については、農地を4つの区分に分けて評価を行います。
(1)純農地
(2)中間農地
(3)市街地農地
(4)市街地周辺農地
それぞれの評価方法について順番にみていきます。
(1)純農地
純農地は倍率方式で評価されます。
(計算式)
評価額(純農地) = 固定資産税評価額 × 倍率
(2)中間農地
中間農地も倍率方式で評価します。
(計算式)
評価額(中間農地) = 固定資産税評価額 × 倍率
(3)市街地農地
市街地農地の評価額は宅地比準方式または倍率方式により求めます。
(3)− a.宅地比準方式
宅地比準方式では農地を宅地としたときの評価額から造成費の金額を差し引き、地積を乗じることで評価額を求めます。
これだけだとわからないので、数式を確認しましょう。
(計算式)
評価額(市街地農地) = (A - B) × 地積
A:農地を宅地とした場合の1㎡あたりの価額
B:1㎡あたりの造成費
(3)− b.倍率方式
(計算式)
評価額(市街地農地) = 固定資産税評価額 × 倍率
(4)市街地周辺農地
市街地周辺農地は市街地農地の80%の価額で評価します。
(計算式)
評価額(市街地周辺農地) = 評価額(市街地農地) × 80%