2021-08-09から1日間の記事一覧

現状と目標との差分の埋め合わせ

結構、気になっていることのひとつが”経験”を過度に重視するものです。 もちろん、経験が大切なのは否定しません。問題なのが、本来は評価対象となる人物が どういった人物なのかを対話しながら理解することが大切であるのに、それを怠ってし まい、後になっ…

任意組合等に対する出資者(組合員)に関する会計処理 - vol.1 -

「ファンド」とワードは経済ニュースなどで取り上げられることが多いですが、 「実際、ファンドって何?」、「よくわからないけど多くの資金を運用してる?」、 といった認識が一般的であるかと思います。 ですが、実際のところ、多くの場面で「ファンド」は…

取締役等の報酬等として株式を無償交付する取引の会計処理 - vol.3 -

(vol.2から続く) ②事後交付型 例)前提条件は次のとおりとする。 ・x1年6月に取締役5名に対して一定の条件を達成した場合、会社法第 202 条の 2 に基づく新株の発行を行う契約を取締役と締結することを決議し、同年7月に取締役と契約の締結を行った。 …

取締役等の報酬等として株式を無償交付する取引の会計処理 - vol.2 -

(vol.1から続く) (2)自己株式を処分する場合 こちらも設例を用いてみていきます。 例)前提条件は次のとおりとする。 ・x1年6月に取締役5名に対して会社法第 202 条の 2 に基づく株式の交付を行うことを決議し、同年7月に割当を行った。 ・取締役1…

取締役等の報酬等として株式を無償交付する取引の会計処理 - vol.1 -

会社法の改正により、上場会社の取締役等に報酬等として株式を無償で交付する場合、 金銭の払込みを必要としないことが定められました。 上記の取引に関して、企業会計基準委員会から実務対応報告第41号「取締役の報酬等として株式を無償交付する取引に関す…

日本版ESOPに関する会計処理 - vol.2 -

(vol.1から続く) ②株式給付型 従業員持株会型と同様の要件を満たす場合、会社は期末において総額法を適用します。 会社は従業員に割り当てられたポイントに応じた株式数に、信託が自社株式を取得した 時の株価を乗じた金額を基礎として費用および引当金を…

日本版ESOPに関する会計処理 - vol.1 -

従業員等に対して信託を通じて自社株式を交付する取引について、 企業会計基準委員会より当面の取り扱いに関する指針として、 実務対応報告第30号「従業員等に信託を通じて自社の株式を交付する取引に関する実務上の取扱い」が公表されています。 本稿では、…