知ってる < できる < やる

”言うは易く行うは難し”

 

口でいうのは簡単だが、物事は実行するのは容易いことではない。

確かに理屈ではそうだが、いざ実践するとなると上手くいかないことは

世の中たくさんあります。

 

知識として何かを知っていることは最初の一歩、

その知識をつかえば、できることがある。

それを考えるのが、次の一手

そして最後は、実際に行動に移す。

 

でも、いざ実践してみようとする人はとても少ないようです。

何事も実践してこそ、本当にわかったと言えるというのは、

誰しもが経験あることでしょう。

 

野球のルールを知っていることと、実際に野球をすることは違います。

料理の作り方を知っていることと、料理を作ることは雲泥の差があります。

勉強の方法を知っていることと、実際に勉強することは違います。

 

実践の中でしか掴めないものがあるはずです。

 

かつて、王陽明が提唱した陽明学は非常に実践を重んじる学派です。

こんな言葉を聞いたことはないでしょうか?

 

知行合一

心即理

”事上磨練”

 

どれも陽明学の中で重要な概念ですが、

いずれも実践を重んじる陽明学の姿勢を反映しています。

 

私は事上磨練という考え方は気に入っています。

実践の中で知識や技術を磨き上げる。

説明することは難しいですが、楽しいことですし、面白いことでもあります。

 

せっかくの人生ですから、”演者”でありたいですし、

”傍観者”でいるような立ち居振る舞いは慎みたいと思います。