再現性のための規格化→多様性の喪失

どれほど素晴らしいパフォーマンスも再現性といった観点からみると、難点があります。誰がやっても同じくらいの水準の成果が達成できることが望ましいですが、それを確保するのは並大抵ではありません。

 

組織には様々な人間がいます。そして個々人の能力も一様ではありません。それぞれに多能な個性がありますから、同じようなタスクでも同様に処理することは期待するのがヤボかもしれません。

 

それでも、なんとか一定水準以上の成果を確保しようとすると、向かうところは均一化、規格化です。誰がやっても多少のトレーニングを受ければ、同じように目的を達成することができる。これはこれで素晴らしい。

 

ですが、規格化は注意しないと多様性の欠如につながります。変化する状況を前提とすれば、変わりゆく環境に適切な選択を取ることが難しくなるでしょう。それほど規格化と多様性を共存させることは難しいと考えています。

 

変化する状況に対応できなければ、組織は継続できませんが成果という再現性ある結果を求めるならば、規格化はやむなしといったところでしょうか。

 

少なくとも規格化は組織の人間のやる気を阻害する事に繋がる場合があります。

非常に難しいですね(´;ω;`)