”副”業ではなく”複”業

時代の流れなのか、パラレルワークやギグワーク、副業といった言葉が聞かれるようになりました。いくつかの仕事を同時並行で行うことを指す言葉ですが、どこか違和感があります。

 

これらの言葉の裏にはあくまでも、”主”たる仕事がひとつあって、それ以外のことで”副”業があるという意味が含まれているようです。

 

でも実際には、正副など大した話ではなく、どうでもいいことだと思います。自分のできる範囲でいくつかのことを複数並行してやり遂げることは、それほどおかしな話でもないかと思います。何かひとつに執着する必要はなく、それぞれが全て自分の属性としてあるということです。

 

手段を複数取っている。それだけの話かと思います。各々、出来る範囲は異なりますので、どれだけのことを同時に出来るのかはわかりませんが、それは相対的な話であり、程度の問題だと思います。

 

実際に生きている中でも、家庭での役割、会社での役割、地域での役割、趣味の活動での役割、色々な役割を演じていますが、どれが正副といった順序がある話ではなく、それぞれ一生懸命やっているはずです。

 

ただそれだけの話かと思うのですが、如何でしょうか?