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誰もが自分の意見を不特定多数の人に発信できるようになりました。

 

インターネット上で公開すれば、自分の考えや作品を自分が知らないであろう、

多くの人に届けることができます。

それらを受け取った人々も、刺激となってまた別の形で表現するかもしれません。

 

昔から誰もが、何かしらの形で自分の考えなどを多様な形で表現してきました。

一部の人の特権ではなく、社会に生きる多くの人間がそれを行ってきたはずです。

 

ただし、届ける手段が限られていたことで、伝えることができなかった、難しかったということだと思います。

新聞や雑誌、テレビやラジオなどのメディアは一部の人間が利用できるものでした。

 

インターネットの登場により、世界中の人達が様々な方法で自分の考えを表現できるようになりました。また、伝える速度も光の速さです。情報の交換がこれほど頻繁に、これほどの速さで行われることは人類史上、なかったことでしょう。

 

人間は社会性動物だといわれます。関係性の中に生きるのが人間であって、

周囲の環境により自分が定義されるというわけです。

関係性、もしくは周囲との相互作用により自分が形成されるとしたら、相互作用の範囲が全世界に広がった現代は人間にどのような影響を与えるのでしょうか?

 

身近にいる人だけに影響を受けるのではありません。

地球の裏側にいる人に多大な影響を受けることは十二分に考えられます。

 

そうなった時、多様な考えや価値観をもつ人間が隣近所に住んでいるような場合もあることでしょう。学校や職場においても、その空間を共有しているが、それは1人の人間を構成するひとつの側面に過ぎない。そんなこともありえます。

 

共有できるところがたくさんあるが、それは身近にあるわけではなく、

どこか遠くの世界に存在する。そんな時代が来ているようにも思います。