会社を構成する要素は複数の会社であっても構わない
以前に会社を機能の面から分解すると、どのような要素に分けられるかについて述べました。
もう一度、記載しておきます。
会社 = 経営 + 製造開発 + 営業 + 管理
このように機能は分けられると整理しました。
会社は事業活動を行うための枠組みであるとするならば、これらの機能を担う者が自社で雇用している従業員の方々以外に、各機能を別の会社が担う方法でも問題はないでしょう。
製造開発 → A社
営業 → B社
管理 → C社
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自社のリソースですべてのタスクに対応しようとすると、結構なコストを支払わなければいけませんが、必要なところだけ自社で対応して、それ以外は上手く出来る人に頼むというのはそれほどオカシな話ではないでしょう。
日々の暮らしでも、水道を利用するには水道局に、電気を使うには電力会社に、ガスを使うにはガス会社に、利用料を支払って生活しています。それらは公共財的な位置づけですが、会社も社会の公器というのなら、みんなで必要な機能を提供する会社に利用料を支払って必要なサービスを調達するのは自然な流れではないでしょうか。
この時に大切な事は、恐らく、「お互いの考え方を尊重しあって協力関係を築けること」というシンプルな事かと思います。言葉にしてみると簡単ですが、実践できることは大変な事かと思います。生まれ育った環境が異なる人とも上手く関係を築けることは、現代においてはとても重要な能力ですが、違いを受け入れられない傾向にある場合が少なくありません(とても残念ですし、悲しいですね。。。)。
せっかく同じ社会に生きるのですから、困ったときはお互い様の精神で日々、生きたいのは皆さん、同じ気持ちかと思います。