公認会計士<CPA>とは? vol.1

世の中、様々な専門職があります。

 

医療サービスを提供する医師、裁判での弁護を担当する弁護士、

税金の領域を取り扱う税理士など、色々なサービスを提供する専門職があります。

 

公認会計士はどうでしょうか?

英語でCertified Public Accountantと呼ぶので、

頭文字をとってCPAと略して呼ばれたりもします。

 

でも、社会的な認知度は他の専門職に比べるとあまり高くはないかもしれません。

医師や弁護士が提供するサービスがBtoC、つまり一般の人々も含めたとても広い領域を対象としているのに対して、公認会計士の提供するサービスはBtoB、企業体、それも特定の要件を満たした会社等に対するものですので、知る人ぞ知る存在かもしれません。

 

ですので、「公認会計士、ナニソレ?」、「公認会計士?税理士とどこが違うの?」といった疑問が生じるのも無理のない話かもしれません。

 

ですが、ありとあらゆる職業は社会の利益となるべくして存在しています。

どんな職業にも存在する理由があり、有益であり、

社会に住むみなさんがよりよく生きるために日々、活動しています。

 

公認会計士も例外ではありません。

あまり、その活動が知られていないのはもったいないし、

知らないことには警戒心を抱いたりするのが人間です。

もしも、お互いをよく知らないことから、余計な誤解を生じてしまうのであれば、

それは望むことではありません。

 

そういうわけで、公認会計士とは何なのか?どういった存在なのか?といったことについて、お話してみたいと思います。

どんな職業でも、自身のやっていることはどういうことなのか、どういったことに貢献しているのかについて、社会の皆さんの理解を得ることは有益だと考えます。

 

では、早速みていきましょう!

 

公認会計士法 第1条

公認会計士の使命)
第一条 公認会計士は、監査及び会計の専門家として、独立した立場において、財務書類その他の財務に関する情報の信頼性を確保することにより、会社等の公正な事業活動、投資者及び債権者の保護等を図り、もつて国民経済の健全な発展に寄与することを使命とする。 

 

公認会計士の使命、果たすべき役割というものは公認会計士法という法律にはっきりと書いてあります。

会計と監査、その二つの領域を対応領域とする専門家ということです。

 

公認会計士 = 会計 + 監査

 

財務書類やその他の財務情報の信頼性を確保し、経済の発展に貢献することが、

公認会計士の使命であり、存在意義です。

 

(vol.2へ続く)