2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧
人の心は繊細微妙なものです。 様々な感情が渦巻いていて、一言で説明できるものではないでしょう。 誰しもそれぞれに事情があり、身の回りのことに対しての考え方や 受け取る印象は千差万別でしょう。 それほどまでに心は揺れ動いています。 多彩な感情をも…
”言うは易く行うは難し” 口でいうのは簡単だが、物事は実行するのは容易いことではない。 確かに理屈ではそうだが、いざ実践するとなると上手くいかないことは 世の中たくさんあります。 知識として何かを知っていることは最初の一歩、 その知識をつかえば、…
『ギムレットには早すぎる』 - レイモンド・チャンドラー著、『長いお別れ』より カクテルには様々な映画や小説に登場して、物語を引き立てる”隠し味”のような役割を演じることがあります。 有名なところでは、『カジノ・ロワイヤル』でジェームズ・ボンドが…
得をしているのか損をしているのかに関係なく、 知らないことや経験したことないことを受け入れない心理的な傾向を 『現状維持バイアス』といったりします。 メディアの記事などにもよく取り上げられますので、 知っている方も多いかと思います。 uxdaystoky…
人があつまれば、多くのトラブルが起きることになります。 だから警察や弁護士という職業があるわけですが、 そうでなくても、暗黙の了解とされているが、 実際のところは不合理なことはたくさんあります。 仕事で徹夜することは社会で働いている方なら、多…
(vol.69から続く) 今回は持分法を取り上げます。 前回までの話は連結子会社に対する会計処理についてでした。 非連結子会社と関連会社に対しては持分法を適用することになります。 企業会計基準第16号「持分法に関する会計基準」 6. 非連結子会社及び関連…
(vol.68から続く) 連結上の手続について、その他の取引もみてみましょう。 例)P社とS社の間に当期、次のような取引があるとする。 ・S社はP社の100%子会社である。 ・P社の売上高のうち10,000はS社に対するものである。 ・P社の売掛金のうち2,000はS社に…
(vol.67から続く) 次に、x3年3月31日にP社がS社株式20%売却した場合を考えてみましょう。 売却額は350とします。また、売却後の持分比率は60%となります。 また、x3年3月31日におけるS社のB/Sは以下のとおりです。 企業会計基準第22号「連結財務諸表…
”歴史は繰り返す” 言い古された言葉ですが、実際のところはその通りかもしれません。 友達との関係を大切にすることや仲間と協力すること、努力の大切さ等を題材にした マンガやドラマは今でもたくさん作られています。 男女の関係を描いた小説や映画は人気…
誰もが自分の意見を不特定多数の人に発信できるようになりました。 インターネット上で公開すれば、自分の考えや作品を自分が知らないであろう、 多くの人に届けることができます。 それらを受け取った人々も、刺激となってまた別の形で表現するかもしれませ…
(vol.66から続く) 前回の設例を前提として、翌x2年3月期の連結上の会計処理をみてみましょう。 x1年3月31日に生じた、のれんはどのように処理するでしょうか? 企業会計基準第21号「企業結合に関する会計基準」 32. のれんは、資産に計上し、20 年以内…
(vol.65から続く) ここからは簡単な設例を交えて、連結会計について説明していきます。 例)P社はx1年3月31日にS社株式60%を800で取得し、S社を連結子会社とした。 S社の資産うち、土地800(簿価)についてx1年3月31日で900であった。 (説明文に記載…
(vol.66から続く) ・連結の範囲 どの範囲までを含めて連結財務諸表をつくるのでしょうか? 企業会計基準第22号「連結財務諸表に関する会計基準」 13. 親会社は、原則としてすべての子会社を連結の範囲に含める。 14. 子会社のうち次に該当するものは、連結…
(vol.63から続く) まずは、連結会計の実施についての目的やルールについて確認しておきましょう。 企業会計基準第22号「連結財務諸表に関する会計基準」 第1項 ・・・連結財務諸表は、支配従属関係にある 2 つ以上の企業からなる集団(企業集団)を単一の…
(vol.62から続く) かいけいがくシリーズも前回まででvol.62まできました。 結構なボリュームがあったかと思いますが、ひとつひとつは丁寧に追っていけば、 難解で理解できないといった論点は無いと思います。 数学などの自然科学と違って、会計はひとつひ…
(vol.61から続く) ここで法定実効税率について補足します。 企業会計基準適用指針第28号「税効果会計に係る会計基準の適用指針」 何故、このような算式になるのか説明します。 法人税、地方法人税、住民税、事業税のそれぞれの税額は次のとおりに算定され…
(vol.60から続く) 繰延税金資産の回収可能性の判定について、具体的な数値例で確認します。 例)前提条件は以下の通りである。 ・当期はx0年3月期 ・法定実効税率:30% ・課税所得の見積期間:3年 ・前期以前の情報は考慮しない ・賞与引当金は発生の翌…
(vol.59から続く) 今回からは、繰延税金資産の回収可能性の具体的な手順をみていきましょう。 まずはルールを確認します。 企業会計基準適用指針第26号「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」 11. 第 6 項に従って繰延税金資産の回収可能性を判断す…
(vol.3から続く) ここで監査を行うにあたっての行為基準(GAAS)について説明します。 公認会計士又は監査法人がどのようなルールに沿っているのかがわかると、 コミュニケーションする時もスムーズなはずです。 一般に公正妥当と認められる監査の基準(GA…
最近、ニュースなどでシェアリングエコノミーという言葉を よく聞くという方も多いかと思います。 遊休資産を有効活用するといった意味合いで、モノ・サービスを有している貸し手が、それを必要とする借り手との間で、モノ・サービスをやり取りします。 貸し…
(vol.58から続く) さて、前回は簡単な設例を用いて実際の税効果会計の処理を確認しました。 設例では繰延税金資産の回収可能性は考慮しませんでしたが、実際は一時差異等の内、回収が見込まれないものについては、繰延税金資産を計上しません。 企業会計審…
『無知』出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』最終更新 2021年3月30日 (火) 11:13 UTC https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E7%9F%A5 無知の知「en:I know that I know nothing」も参照他人の無知を指摘することは簡単であるが、言うま…
(vol.57から続く) ここで設例を用いて実際の会計処理を確認しましょう! 例)前提条件は以下の通りとする。 ・A社は3月決算とする。 ・前記以前の税務申告書の調整項目は考慮しない。 ・法定実効税率は30%とする。 ・繰延税金資産は全額回収可能性がある…
(vol.2から続く) その他にも法律で決められている監査としては以下のようなものがあります。 日本公認会計士協会HP 日本の監査制度より https://jicpa.or.jp/cpainfo/introduction/organization/jpaudit/ ・保険相互会社の監査・特定目的会社の監査・投資…
(vol.56から続く) 税効果会計の概要について説明したところで、具体的な会計処理についてひとつずつ、みていきましょう。 まずは、一時差異についてです。 企業会計基準適用指針第28号「税効果会計に係る会計基準の適用指針」 (3) 「一時差異」とは、連結…
(vol.55から続く) 今回は税効果会計についてみていきましょう! 財務諸表をみていると、繰延税金資産とか、法人税等調整額といった見慣れない 勘定科目をみかけることがありますが、これらは税効果会計を適用することによって、 財務諸表に計上されるもの…
(vol.54から続く) 次に所有権移転ファイナンス・リース取引についてみてみましょう。 前提条件 ・所有権移転条項 あり ・割安購入選択権 なし ・リース物件は特別仕様ではない。 ・リース期間:5年 ・借手の見積現金購入価額:35,000(貸手の購入価額は明…
(vol.53から続く) ファイナンス・リース取引の会計処理を設例で確認しましょう! その前にルールの確認をします。 所有権移転外ファイナンス・リース取引 企業会計基準適用指針第16号「リース取引に関する会計基準の適用指針」 22. リース物件とこれに係る…
(vol.1から続く) 公認会計士法 第2条第1項 第二条 公認会計士は、他人の求めに応じ報酬を得て、財務書類の監査又は証明をすることを業とする。 現代では、公認会計士の活動する領域は様々な範囲に広がっていますが、公認会計士法でまず定められているの…
世の中、様々な専門職があります。 医療サービスを提供する医師、裁判での弁護を担当する弁護士、 税金の領域を取り扱う税理士など、色々なサービスを提供する専門職があります。 公認会計士はどうでしょうか? 英語でCertified Public Accountantと呼ぶので…